マルチチェーンとは②?Cosmos編 2023.5.28 本日の学び

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どうも金時です!

アメリカが規制を強める中、本当に中国がweb3に舵を切ってますね。どんな世界を理想としているのか?気になりますね。中国のシリコンバレー中関村に2025年までに毎年20億円ほど投資をするようですね。アメリカ・中国とリサーチする必要がありそうです。

さて前回に引き続き、マルチチェーンをさらに深堀り。さっそく代表格をAIさんに聞いてみました。

マルチチェーン(Multi-chain)は、複数のブロックチェーンが相互に連携して機能する技術です。以下に、いくつかのマルチチェーンプロトコルの例を挙げます。

  1. Polkadot(ポルカドット): Polkadotは、異なるブロックチェーン間での相互運用性を実現するためのマルチチェーンプロトコルです。Polkadotの中核となるチェーン(リレーチェーン)が他のパラチェーンと連携し、共通のセキュリティと相互運用性を提供します。
  2. Cosmos(コスモス): Cosmosは、異なるブロックチェーンを接続し、相互に通信するためのフレームワークです。Cosmosでは、ハブと呼ばれる中央のブロックチェーン(Hub)が他のブロックチェーン(ゾーン)と連携し、データやトークンの移動を可能にします。
  3. Avalanche(アバランチ): Avalancheは、高スループットと低遅延を備えたマルチチェーンプラットフォームです。Avalancheでは、複数のサブネットワーク(サブチェーン)が並行して実行され、相互に連携してトランザクションを処理します。
  4. Aion(アイオン): Aionは、異なるブロックチェーンを橋渡しするためのオープンソースプロトコルです。Aionの目標は、ブロックチェーン間の相互運用性を容易にし、異なるブロックチェーンの資産とデータの移動を可能にすることです。

これらは、マルチチェーン技術を使用した一部の代表的なプロトコルですが、現在のブロックチェーン技術の進化に伴い、新しいマルチチェーンプロトコルが継続的に開発されています。

今回は良い記事があったのでCosmosを自分なりに学んでみます。参考にした記事は最後にリンクを貼っておきます。

マルチチェーンとは②?Cosmos編

Cosmosは相互運用性・インターオペラビリティを実現するために開発しています。もっというと異なるブロックチェーンがその特徴を活かしたまま繋がってより自由な世界を実現しようとしています。

キーワードは「利便性の観点」と「分散化とカスタマイズ性の観点」。

利便性としては、一つのブロックチェーンに集中すると通信速度が遅くなったり、取引手数料が高騰するよね。分散化とカスタマイズ性の観点としては、結局uniswapとかArbitrumとか結局イーサリアム上のサービスで分散してないじゃん!ある日、イーサリアムが爆発(w)したら使えなくなるからそれって分散型社会を目指す思想とも反するよね、ってことです。

そんな問題を解決するんですね。Dappsにしても都合のいいチェーンとマルチに接続しようよ!て感じです。Cosomosカッコいい!

ではCosmosのエコシステムの代表的なサービスやプロトコルをご紹介します。

1.Osmosis(オスモシス)

Osmosisは、Cosmosエコシステム上でAMM(自動マーケットメイカー)を提供し、分散的なトレード体験を提供するブロックチェーンです。シンプルに言うと、Cosmosエコシステム上に構築されたDEX(分散型取引所)です。

Cosmos内のDEXですね。



2.Evmos(エブモス)

Evmosは、イーサリアムベースで構築されたDapps(分散型アプリ)や暗号資産を、Cosmosエコシステム上に持ってくることができるブロックチェーンです。

端的に言うと、イーサリアムとの互換性を持つCosmosエコシステム上のブロックチェーンです。

その名前は、EVM(イーサリアム上のスマートコントラクトと互換性のある機械語翻訳マシン)とCosmosをつなげるというミッションから、EV(M)+ (Cos)mosでEvmosとなっているようです。

イーサリアムと互換性を持つブロックチェーンですね。頭のEVはEVM・イーサリアムバーチャルマシンからきているようでなるほどといったところです。素朴な疑問としてはここのセキュリティが気になりますね。

3.Secret Network(シークレット・ネットワーク)

Secret Networkは、プライバシー保護の機能を有したスマートコントラクトが搭載されているブロックチェーンです。

従来のブロックチェーンは、取引履歴がすべて公開されていました。実際にイーサリアム上での取引は、取引金額や時間といった情報が全て第三者から閲覧可能です(Etherscanなどのブロックエクスプローラ―で追跡可能です)。

ふむふむ、シークレットというのはプライバシー保護のためのシークレットですね。上記3つが代表的なCosmosのエコシステムを構成しています。DEX・イーサリアム互換・プライバシー保護といったところでそれぞれ独立したブロックチェーンとしてCosmos上に構成されています。

4.IBC

IBCとは一言で言うと、独立したブロックチェーン同士が相互に通信できるようになるための規格(ルール)です。

IBCとはInter-Blockchain Communication、その名の通りブロックチェーン同士でコミュニケーションをとれるようにする規格です。

将来的にIBCは、コンセンサスアルゴリズムやプログラミング言語が異なる様々なブロックチェーンに対して汎用的に対応が可能となることを目指しているようです。

これすごいですよね、それぞれ言語がsolidityとかmoveとか違うのに相互に連携できるだなんて。IBCという規格に準じることで各ブロックチェーンはCosmosの仲間入りができるようです。

5.Cosmos Hubとは

Cosmos HubはCosmosエコシステム上におけるIBC通信の中継監視役であると言えます。

つまりこれがCosmosの中心部分・コアですね。中継しながら不正な通信を除外するなどのセキュリティ機能を持っています。ちなみにATOMはCosmosHubのネイティブトークンだそうです。まあCosmosのネイティブトークンととらえても問題なさそうですが、知っていると少し鼻が高いですね。



6.HubとZone

CosmosにはHub(ハブ)とZone(ゾーン)という概念があります。

Hubは異なるブロックチェーン同士の通信を取り持つ役割を持ったブロックチェーンです。

さきほどの中継監視役のHubに対してIBCを介して相互接続されているものをZoneというようです。つまり将来的にはイーサリアムとかビットコインとかも接続すればZoneとなります。(トワイライトっていうブロックチェーンが繋がればトワイライトゾーンになりますね、怖いですね。)

さらにHubも複数立てることが出来てまさにブロックチェーンの小宇宙・コスモスができるのですね。

7.Tendermint

Tendermintは、コンセンサス(単純な多数決)とP2P通信が構築可能なソフトウェアです。

もう少し厳密には、ブロックチェーンにおけるトークンやコンセンサスアルゴリズム、IBCといったネットワーク形成の開発部分をテンプレート化することで、容易にブロックチェーンの構築ができるようになった開発ツールであると言うことができます。

…よくわかりませんのでAIに聞いてみました。

Tendermintは、分散型アプリケーションやブロックチェーンの開発を支援するために設計されたソフトウェアプラットフォームです。Tendermintは、高いスループットとフォールトトレランスを持つ分散型コンセンサスエンジンを提供します。

Tendermintは、BFT(Byzantine Fault Tolerant)コンセンサスアルゴリズムを採用しており、分散ネットワーク上で異なるノード間での合意形成を可能にします。これにより、ネットワーク上のノードが信頼できる取引履歴を持つことができます。

Tendermintは、Tendermintコアと呼ばれるコンセンサスエンジンと、アプリケーションレイヤーでの開発を支援するためのソフトウェア開発キット(SDK)で構成されています。Tendermintコアは、ブロックチェーンのセキュリティと整合性を維持し、トランザクションの順序を確定するために使用されます。SDKは、開発者が独自のアプリケーションを構築するためのツールやライブラリを提供します。

Tendermintは、Cosmos Networkというブロックチェーンエコシステムの中核技術としても知られています。Cosmos Networkは、異なるブロックチェーン間での相互運用性を実現するためのソリューションを提供し、さまざまなブロックチェーンが連携してデータや資産を共有できるようにします。

Tendermintの特徴は、高速なトランザクション処理、エネルギー効率の良さ、セキュリティの強化、拡張性の高さなどです。そのため、分散型アプリケーションやブロックチェーンの開発者にとって、Tendermintは強力なツールとなっています。

なんとなくわかってきました。Cosmosを構成するソフトウエアのようなもの?さらに聞きました。言語ではないようですね。

はい、Tendermintはプラットフォームやコンセンサスエンジンであり、特定のプログラミング言語ではありません。

Tendermint自体はGo言語で実装されていますが、Tendermintを使用して開発されるアプリケーションは、プログラミング言語に依存します。Tendermintは、アプリケーションの開発者が好きなプログラミング言語を使用して、自分の分散型アプリケーションやブロックチェーンを構築するための基盤を提供します。

TendermintのSDKは、多くのプログラミング言語で使用できる開発ツールやライブラリを提供しています。例えば、Cosmos SDKと呼ばれるTendermintの拡張SDKは、Go言語をベースにした開発をサポートしています。また、Tendermint Coreには、アプリケーションの構築や実行に関連する機能を提供するAPIも備わっています。

したがって、Tendermintを使用する開発者は、Tendermintの提供するツールやSDKを使用しながら、自分が得意とするプログラミング言語を選択してアプリケーションを開発することができます。

コンセンサスエンジンとは?

コンセンサスエンジンは、分散ネットワーク上の複数のノードが合意形成を行うためのソフトウェアコンポーネントです。分散型システムやブロックチェーンにおいて、異なるノード間での一致や合意を確立するために使用されます。

分散ネットワークでは、ネットワーク上のノードが分散しており、それぞれが独立して動作するため、データやトランザクションの整合性を確保することが重要です。コンセンサスエンジンは、ノード間の合意形成アルゴリズムを実装し、一致したトランザクションの順序や正当性を確定します。

異なるコンセンサスアルゴリズムが存在し、それぞれ異なるルールや手法で合意形成を行います。一般的なコンセンサスアルゴリズムには、Proof of Work(PoW)、Proof of Stake(PoS)、Practical Byzantine Fault Tolerance(PBFT)、Delegated Proof of Stake(DPoS)などがあります。コンセンサスエンジンは、これらのアルゴリズムを実装し、ネットワーク上での合意形成を支援します。

コンセンサスエンジンの役割は、以下のようなものです:
– トランザクションやブロックのバリデーション:ノードが提案したトランザクションやブロックの正当性を検証します。
– ネットワーク上の合意形成:ノード間でトランザクションの順序やブロックの正当性について合意を形成します。
– ネットワークのセキュリティ:攻撃や不正行為からネットワークを保護し、信頼性を確保します。

コンセンサスエンジンは、分散型システムやブロックチェーンにおいて、データの整合性やセキュリティを確保する重要な要素です。適切なコンセンサスエンジンの選択と実装は、分散型ネットワークのパフォーマンスと信頼性に大きな影響を与えます。

なんとなくわかりました(w)。

まとめ

ひとつのブロックチェーンが王者のようにまとめ上げる世界よりマルチチェーンとしてそれぞれのチェーンが特徴や特性を活かしながら分散型ネットワークを構築するというCosmosの思想はとても素晴らしいですね。

っていうか一つのチェーンがトリレンマを克服して、というのはなかなか現実的じゃない気もしますし素晴らしいDappsがチェーンを超えて使用できるのは開発者にとっても素晴らしいことだと思います。

マルチチェーン、我々ユーザーにもとても利益になりますよね!次はAvalancheを学びたいと思います。ではまた!

今回参照にした記事はこちら!素晴らしい記事です↓
https://lab.stir.network/cosmos-overview/

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