どうも金時です。最近CBDCの取り組みと規制のニュースが多くて複雑すぎてよくわかりません。
また先日記事に書いたworldcoinがさらに160億円の資金調達を受けたとかでこちらの動向も気になります。
かのスノーデン氏が「目玉をカタログ化するな」と言っているようで言いえて妙だな、なんて思いつつ高度な生体認証はユートピアを描くのがディストピアを描くのか虹彩だけに目が離せませんね!
ChatGPTのサム・アルトマン氏ら開発「Worldcoin」が約160億円の資金調達、Blockchain Capital主導で|大津賀新也 https://t.co/X7tOyPSoGM #あたらしい経済
— あたらしい経済 New economy 公式(幻冬舎) (@neweconomy_g) May 26, 2023
明日勉強会マルチチェーン勉強会なるものがあるという話を聞いてなんぞや?というところを調べたいと思います。京都で行われるIVS Crypto 2023の裏でひっそりと行われるマルチチェーン勉強会なんでしょう?
マルチチェーンとは?
まず、クロスチェーンとどう違うのか、さっそくchatGPTに確認します。
ブロックチェーン技術におけるマルチチェーン(Multi-Chain)とクロスチェーン(Cross-Chain)は、異なる観点から異なる概念を指す場合があります。
マルチチェーンは、複数の独立したブロックチェーンが存在し、それぞれが自己完結型のネットワークであることを指します。つまり、各チェーンは独自のルールやプロトコルに基づいて運営され、異なる目的や機能を持つことができます。マルチチェーンの一例として、Ethereum(イーサリアム)にはEthereum mainnet(メインネット)とEthereum Classic(イーサリアムクラシック)の2つの独立したチェーンが存在します。
一方、クロスチェーンは、異なるブロックチェーン間で相互運用性を実現するための技術やプロトコルを指します。つまり、異なるチェーン間でデータや資産を移動したり、相互に操作したりすることができる仕組みです。クロスチェーン技術は、異なるブロックチェーンプラットフォーム間での相互運用性や相互接続性を向上させ、ユーザーが異なるチェーン間での操作や取引を行うことができるようにします。
要約すると、マルチチェーンは複数の独立したブロックチェーンを指し、それぞれが自己完結型でありますが、クロスチェーンは異なるブロックチェーン間での相互運用性を実現するための技術やプロトコルを指します。
次はBardに聞いてみます。
マルチチェーンとクロスチェーンは、
ブロックチェーン技術の異なるアプローチです。 マルチチェーンは、 複数の独立したブロックチェーンを使用する一方、 クロスチェーンは、複数のブロックチェーンを接続します。 マルチチェーンの利点は、
特定のブロックチェーンに固有の課題を回避できることです。 たとえば、イーサリアムは、 高額な手数料とスケーラビリティの問題に直面しています。 マルチチェーンを使用すると、 ユーザーはイーサリアムとは別のブロックチェーンに移行して、 これらの問題を回避できます。 クロスチェーンの利点は、
複数のブロックチェーンを相互に接続できることです。 これにより、ユーザーは、 異なるブロックチェーンに存在する資産を簡単に交換したり、 トランザクションを実行したりできます。 マルチチェーンとクロスチェーンはどちらも、
ブロックチェーンの未来にとって重要なアプローチです。 どちらのアプローチにも長所と短所があるため、 特定のアプリケーションに最適なアプローチは、 アプリケーションによって異なります。 以下は、マルチチェーンとクロスチェーンの詳細な比較です。
機能 マルチチェーン クロスチェーン 定義 複数の独立したブロックチェーンを使用する 複数のブロックチェーンを接続する 利点 特定のブロックチェーンに固有の課題を回避できる 複数のブロックチェーンを相互に接続できる 欠点 管理が複雑になる可能性がある セキュリティに影響を与える可能性のある集中化の問題がある 最適なアプリケーション 特定のブロックチェーンに固有の課題を回避したいアプリケーショ ン 複数のブロックチェーンに存在する資産を交換したり、 トランザクションを実行したりしたいアプリケーション 最終的に、
マルチチェーンとクロスチェーンのどちらが最適なアプローチかは 、特定のアプリケーションによって異なります。
さらに音声メディアを聞くとなんとなく全体像が見えてきました。※最後に参考にした音声メディアを紹介します。
ブロックチェーンにはトリレンマといった問題があります。
ブロックチェーンのトリレンマ(Blockchain Trilemma)は、ブロックチェーン技術において、スケーラビリティ(拡張性)、セキュリティ、および分散性の三つの要素がトレードオフの関係にあるという問題を指します。
1. スケーラビリティ(拡張性): スケーラビリティは、ブロックチェーンネットワークが処理できるトランザクションの数やデータの規模を示します。スケーラビリティが高いほど、多くのトランザクションを高速かつ効率的に処理できます。しかし、スケーラビリティを高めるためには、ネットワークの拡大やトランザクション処理の高速化が必要になります。
2. セキュリティ: セキュリティは、ブロックチェーンネットワークが攻撃や不正行為に対して安全であるかどうかを示します。ブロックチェーンのセキュリティは、分散型のコンセンサスアルゴリズムや暗号学的な手法に基づいています。セキュリティを高めるためには、ネットワーク参加者の信頼性やハッシュパワーの分散化が重要です。
3. 分散性: 分散性は、ブロックチェーンネットワークが中央集権化せず、多くのノードで均等に分散しているかどうかを示します。分散性が高いほど、ネットワークはより耐障害性を持ち、攻撃やデータの改ざんに対して強力です。しかし、分散性を高めるには、ネットワークの規模やパフォーマンスへの制約が生じる場合があります。
トリレンマの本質は、これらの要素が相互にトレードオフの関係にあるため、一方を強化すると他方が犠牲になるということです。たとえば、スケーラビリティを高めるためには、セキュリティや分散性を犠牲にする必要が生じる場合があります。逆に、セキュリティや分散性を重視すると、スケーラビリティに制約が生じる可能性があります。
ブロックチェーンプロジェクトやプロトコルの設計では、これらの要素をバランス良く考慮する必要があります。特定の要素を重視する場合、他の要素には制約が生じる可能性があります。このトレードオフは、ブロックチェーンの実世界での使用や特定のアプリケーションにおいて、様々な課題や選択をもたらすことがあります。
例えば、Bitcoin(ビットコイン)はセキュリティと分散性を重視して設計されており、Proof of Work(PoW)というコンセンサスアルゴリズムを使用しています。これにより、攻撃やデータの改ざんを困難にする一方、処理速度やスケーラビリティは制約されています。
一方で、一部の新しいブロックチェーンプロジェクトは、スケーラビリティを向上させるために、異なるコンセンサスアルゴリズムや拡張性の手法を採用しています。例えば、Proof of Stake(PoS)やシャード(分割チェーン)といったアプローチがあります。これにより、高速でスケーラブルなトランザクション処理が可能になる一方、セキュリティや分散性の面での課題も存在する場合があります。
ブロックチェーンのトリレンマは、理想的なバランスを見つける難しさを示しています。そのため、異なるプロジェクトやアプリケーションでは、それぞれの優先順位や目的に応じて、トリレンマの要素に異なる重み付けを行う必要があります。
まとめ
ブロックチェーンのトリレンマとはスケーラビリティ・セキュリティ・分散性の問題です。例えると、大巨人を音速で動かしつつ防御力をハガネのように強くしようとしています。それは難しい!
まだまだイーサリアムだけでそれを成し遂げるには何年もかかりそうです。
マルチチェーンはそれぞれのチェーンの強みを生かして独立させつつ、それぞれをジョイントさせる。いわば異なるブロックチェーンで構成されるインターネットみたいなものを作ろうとしているんですね。良いですね、ブロックチェーンの連合軍みたいでワクワクします。
しかしクロスチェーンブリッジのMultichainに障害が起きたという話もあり名前もややこしくて大変です。
DeFi速報:クロスチェーンブリッジの”Multichain(元Anyswap)"は一部のルーターが不可抗力で提供できず再開次期も不明と発表、再開時に凍結TXは自動で処理されると弁明。一方で調査を受けているという噂もあり、影響を受けたユーザーへ補償を行うという🤔#DeFi #イーサリアム #仮想通貨 #暗号資産 pic.twitter.com/pQe8R6xql0
— 墨汁うまい(Bokujyuumai)🛸 (@bokujyuumai) May 24, 2023
対してクロスチェーンはそれぞれのチェーンをブリッジさせる。接続して相互に資金を移動したりするイメージですね。こうやってみるとだいぶ違います。
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