「あなたが物語を創る」4.5章まとめ H.S.クシュナー著『なぜ私だけがくるしむのか』

なぜ4本、メディア

こんにちは!金時です。

引き続き、H.S.クシュナー著
『なぜ私だけが苦しむのか』まとめです。

今回は4.5章、
「あなたが物語を創る」。

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3章で、世界には混沌があり、
無意味に起こる悲劇もあるとまとめました。

全てのことに意味を見つけるのには無理があります。

今も世界は混沌と秩序がせめぎあっています。

だから、あなたに起こる悲劇も
けっして何かが罰を与えようとしているわけではありません。

クシュナー
クシュナー

因果応報を超えて、生きろ!

4章のタイトルは「新たなる問い」。
5章のタイトルは「人間であることの自由」。

今回はこの2つの章から、
生きるヒントを学びます。

今までの章のまとめは
文章の最後にリンクを貼ります。
ご興味のある方はごらんください!


1.「新たなる問い」4章。

4章でクシュナーは世界は自然法則が支配している、と語ります。

今の時代に子どもがモーセの話を信じるのは難しい。
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どんなに神に祈っても、
高層ビルから落ちれば重力から逃れることはできない。
完全かのように恵まれた人もいつかは老い、亡くなります。

自然法則の中で人は私たちは生活しています。
自然法則は平等です。

死ぬことや痛みも自然法則の一部です。
それも一種の恵みです。

死ぬから、
生きている時間が価値を持ちます。

肉体的な痛みは、
危険を避けさせてくれます。

精神的な痛みが、
人を強く優しくし、愛を教えてくれます。

私はここまで読んで疑問に感じました。
では「神に祈る必要はないじゃないか?」
神学者のクシュナーは何が言いたいのか?

しかし、神の信仰が深い者だけが
特別扱いされる世界だとしたらどうでしょう?

人々はただ見返りを求めて神に祈りさえすればいい。
そんな世界は異常です。

人々は意思の力が弱くなり、
世界は混乱するでしょう。

クシュナーは祈りから道徳や正義、
愛を知ることができると言います。

人生で迷った時の光となるのです。

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混沌の世界に立ち向かう勇気や知恵をもらうのです。

私たちは天気の良い昼間だけを生きることはできない。
真っ暗な夜もある、嵐も地震もある、
そんな時の一筋の光を祈りから見つけます。

不幸や苦痛を受け入れ、
「どうしてこうなった?」ではなく、
「どうすれば良いのか?」を問い続けるのです。

一度きりの人生、
取り返しのつかないことばかりです。

原因を探るのではなく、
未来に向かって問い続けましょう!

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2.「人間であることの自由」5章。

5章で、クシュナーは人間には選択する自由があると語ります。

善と悪、どちらも選べる自由があります。

そして、人生は選択の連続。
選択を迫られ、私たちは悩み、苦しみます。
性に悩み、社会に悩み、家族に悩む。
生老病死、悩みは尽きません。

しかし、我々は
自由を示すために自分で選び続けなくてはいけない。

そんな中、信仰は道を照らし、
寄り添ってくれるのではないかとクシュナーは言います。

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神に祈らずとも
いい本を読み、
いい映画を見て
いい人物から生き方を学びましょう!

そして、自分で選ぶ!

迷い続け、選択し続ける。
それは決して他人にゆだねてはいけない、
あなたの権利です。

3.「あなたが物語を創る」まとめ。

4章で「未来に向かって問い続ける」。
5章で「自分で選択をする」。

クシュナーはこの章を通しても
「なぜ苦しみが起こるのか?」
という疑問を超えて
「これからどう生きるのか?」を問い立ち上がれ、
というメッセージを繰り返していると思います。

主体性を持って生きる。

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幸不幸なんだって起こる世界です。

理由もなく悲劇は起こります。

「なぜ?」と原因ばかり見つめていても進めません。
そもそも原因とはなんでしょう。

なぜ私たちは生まれてきたのか?
なぜ人間で地球なのか?

なぜ?は無限に存在します。
「原因」は複雑な天の織物のようにからみ合っています。

だから、
起こることや「原因」に自分で始末をつけていく。

自分の人生は自分が責任を持つ。
自分の物語を創っていく。

人生を受け止めていく。
迷うのは当たり前。
迷わない人生に意味はない。

迷っても、問い続けましょう。
もっと迷って、
もっと探しましょう。

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答えも原因も見つからないかもしれない。

あなたが自分の人生の物語を創る。
落とし前をつける。

自分の人生を他人にも神にも預けてはいけない。
そして、自分の中にある力を信じる。

クシュナー
クシュナー

あなたが物語を創る。

今回のまとめはこれで終わりです。
次の6章は「怒りをなににぶつけるか」です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
興味を持った方は1.2.3章のまとめもご覧ください。
ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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