【素人名画館】あどけない瞳は何を見る?【Cyclope】

Cyclopeニュース、ご報告
ルドン Cyclope

山肌と一体になっているように横たわる女性。

しかし見る人と目が合う一つ目の巨人!?

なんで絵画を見る人に視線を合わせてるの?

なんだか幼い瞳。見ているこっちがざわざわします。

僕がこの絵を初めて見たのは中野京子著『怖い絵』。
一度見たら忘れない、少し気味が悪いけどお気に入りの絵画です。

著作権期間が終了した絵画、パブリックドメイン美術の名作。

私は絵画は素人です。素人による素人のための美術館。

煩わしい毎日をいったん忘れて一緒にパブリックドメインの名画を眺めましょう!

Cyclope

ルドン Cyclope

あどけない瞳は何を見る?【Cyclope】

作者

名前:オディロン・ルドン 1840-1916 フランス生まれ。

モネやルノワールなど印象派の巨匠たちと同じ時代を過ごしたそうです。

作品名

Cyclope=キュクロプス。1900年前後。

解説

キュクロープス』(フランス語: Le Cyclope)は、「最も有名なキュクロープス(一つ目の巨人)ポリュペーモスに愛された、不運なナーイアス(水辺の妖精)ガラテイア」を主人公とする神話を描いた、オディロン・ルドンの絵である。 (引用・抜粋:ウィキペディア)

ギリシャ神話のお話の一説。ガラティアという妖精を愛した一つ目巨人ポリュペーモスを描いた作品。

でもポリュペーモスは愛したガラティアを見てるようには見えません。何ですか?

だいたいポリュペーモスとかガラティアって誰!?

ガラテイア(古希: ΓαλάτειαGalateia, ラテン語: Galatea)は、ギリシア神話に登場する女性である。その名は「乳白色の肌をもつ者」の意。ラテン語ではガラテア。 以下の者が知られている。

  1. 海のニュンペー。
  2. ピュグマリオーンの妻。彫像から人間に変身した。
  3. エウリュティオスの娘。神の力を借りて娘を男性に性転換させた。
    (引用・抜粋:ウィキペディア)

ふむ?調べれば調べるほどわからなくなってきました。

ちょっとキリがないですね。海のニュンペー?

ギリシャ神話と名画は奥が深すぎる・・・。

こんな僕でも名作と言われるのはわかります。何か心をざわつかせます。

絵をパッと見ると巨人ポリュペーモスだけに目がいきますよね。

他の作家が描くポリュペーモスはいつも狂暴に描かれているそうですが、ルドンのポリュペーモスは優しい印象を受けます。

モロー ガラテア

モロー ガラテイア

ギュスターヴ・モローの「ガラテイア」とこんなに雰囲気が違います。

ルドンは何を描きたかったのでしょうか?

そうかわかった!

海神ネーレウスの娘ネーレーイスの1人。オウィディウスの『変身物語』によれば、ガラテイアはシチリア島で川のニュンペーの息子である青年アーキスと恋に落ちた。しかし、かねてよりガラテイアを恋慕していたキュクロープスのポリュペーモスがこれに嫉妬し、巨石を投げつけたポリュペーモスによってアーキスは殺される。死んだアーキスの血はエトナ山のそばを流れる川となった

(引用・抜粋:ウィキペディア)

ふむふむ、海のミュンペーとやらを調べてみました。

神話によるとポリュペーモスはガラティアに恋して、ガラティアの恋人を巨石で亡き者にしてしまう。

この絵はその事後ですね、きっと。そういわれてみるとガラティアは悲しんでいるように見えてきます。

 

ポリュペーモスは嫉妬のあまりガラティアの恋人を亡き者にしてしまいますが、かといって実る恋ではないでしょう。

ポリュペーモスはうすうすそれを感じ取っていると思います。

これは戸惑っている思春期の少年の顔じゃないかな?

なんだか僕にはそう見えます。

 

作者ルドンは長く絵画が認められず待望だった長男を半年で亡くし、暗く陰鬱な作品を多く残しています。

とまどっているようなキュクロプス、ルドン自身ではないでしょうか?

ルドンが見た不条理な世界に対する戸惑いがこの作品に反映されているかもしれません。

 

皆様はこの作品どう感じたでしょうか?
パブリックドメイン美術、僕の知識不足で申し訳なかったです。

でもまた機会があったら挑戦させてください。

それでは良い時間をお過ごしくださいね。

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